一とせの暦を奥にまきよせてのこる日数のかずぞすくなき 藤原知家 一年の暦を奥へと巻き寄せていけば、残り日数がいよいよ少なくなってきたことを実感する 昔は今でいうカレンダー的なものは巻物だったか […]
「2021年」の記事一覧
【今日の短歌】くれてゆく年の道さへみゆるかとおもふてばかりにてる月夜かな (樋口一葉)
暮れが近づくにつれて今年最後の〇〇が増えてきますが、今日は今年最後の満月・・・ではなく十六夜。昨日のコールドムーンは雲に邪魔されていたけど、今日の空には遮る雲もなく煌々とした月が浮かんでいます。一葉が見た月 […]
【今日の短歌】白湯気のなかの豆腐をすくふとき豆腐か湯気かふふとわらへり (小島ゆかり)
ほんわかした湯気に包まれた湯豆腐が思い浮かぶんだけど、それはただの勝手なイメージ。湯豆腐じゃなくても豆腐の入った鍋料理はいくらでもなるし、別に鍋料理じゃなくても例えば味噌汁にある豆腐を掬っているかもしれない […]
【映画】梅切らぬバカ
重度の自閉症患者である著書の東田直樹さんが、自閉症患者の視点からその疑問に答える形で、自閉症患者が何を考え、どのような物事の捉え方しているのかを解説しています。 一見、不可解に思える行動の裏に […]
【一口日記】オミクロン株
オミクロン株の日本上陸が確認された。全世界からの外国人の入国禁止が発表されたばかりだったが、水際対策強化も空しく新変異株の侵入を許してしまったようだ。 日本で初確認されたオミクロン株の感染者と同じ機内に乗っ […]
【一口日記】海老春巻き
春巻きを作っていていたんだけど、具を包んでいる段階になって、肝心の海老を入れ忘れているのに気づいた。このままナシでもいいかと思ったけど、やはり海老が入っていないのは寂しいということで包み直すことに。 皮が乾 […]
【伊勢物語】恋というもの
伊勢物語38段に登場する業平と紀有常の和歌。業平が、友人である有常の家を訪ねたときの場面です。 むかし、紀有常がり行きたるに、ありきて遅く来けるに、よみてやりける。 むかし、(業平が) 紀有常 […]