受け答えするのにも、場合によっては頭の回転と瞬発力を要します。追いつかなくても、喋りながらも脳をフル回転させそれなりに言葉を繋ぐのですが、そんなときはどこか頭の中がフワフワしています。それこそ月面を歩くかの […]
「2023年6月」の記事一覧
【今日の短歌】花の名に定家は残り小さなるスクリュー型がいくつも散りぬ (前田康子)
「花の名に定家は残り」の「花の名」は定家葛 (テイケカズラ) のこと。「定家」とは藤原定家のことであり、謡曲 (定家葛) にもなっている式子内親王との伝説のことを暗示しているのだと思われます。伝説をざっくりいえば、定家の […]
【今日の短歌】もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂(たま)かとぞ見る (和泉式部)
我が家からでもちらほらと見かけていたはずの蛍が、先日の集中豪雨に見舞われて以来、とんと姿を見せなくなってしまいました。先日、川辺にも行ってみたのですが、見かけたのは一匹だけ。滞在したのはごく短い時間だったけ […]
【今日の短歌】蟷螂が蟷螂を食べ春先はみどりあふれる子蟷螂がおり (佐藤華保理)
二十四節気「芒種」の初候5日間 (2023年は6月6日~10日)は、蟷螂生(かまきりしょうず) 蟷螂の幼虫が孵化する頃。 たまたま見つけたかわいらしい蟷螂の赤ちゃん。蟷螂生だからその辺にいるか […]
【今日の短歌】ト音記号を最後に書きしはいつなりしか広げし白紙に雨音ひびく (河野裕子)
台風の影響もあって、今日は全国的に雨模様。こちら東海地方はすでに梅雨入りしておりますが、関東方面も梅雨入りしそうですね。さっきから大粒の雨が降っていて、激しめの雨音が聞こえてきます。強弱でいえ […]