8月も最後ということで、ここらでめっちゃ夏っぽいというか猛暑を感じる一首を。まさに今年の夏はこんな感じだったなぁと思って。 リモートで会話したりとかはあっても、プライベートで人と会う約束なんて […]
「好きな短歌」タグの記事一覧(5 / 13ページ目)
【今日の短歌】街あかりのなかに薄れしさそり座の心臓の赤い熱帯夜です (杉崎恒夫)
最近の日課は、バルコニーに出て星空を眺めること。晴れていることが多いし、何より涼しくて心地いいので。雲にかかった月の光が虹がかって凄く綺麗で、綺麗だなぁと眺めていたらそのうち雲が消えてきて・・・。月の下には […]
【今日の短歌】いちはやく秋だと気づき手術台のような坂道ひとりでくだる (江戸雪)
生きるとはゆるされること梔子くちなしの枯れゆくようにわれは病みたり 江戸雪 手術日までの時間は長くも短くも感じました。あと何日・・・と指折り数えながら、季節の移り変わりを肌で感じて。私も同じよ […]
【今日の短歌】わが胸にぶつかりざまにJeとないた蝉はだれかのたましいかしら (杉崎恒夫)
相も変わらず、蝉時雨が賑やかだった今日。中でも声のデカさが際立ったミンミンゼミがいて、俺の魂の叫びを聞け~!!とばかりに 激しく主張していたんです。 で、たぶんどこかに飛んでいったのだと思うん […]
【今日の短歌】炭酸が沁み込むように体中弾けるような蟬時雨受く (野村まさこ)
どこからともなく蝉時雨が聞こえてきます。時期や時間帯によってはこれでもかと騒がしかったり、哀愁が漂っていたり。うるさいっ!!って思う時もあるけど、やっぱり蝉の声があっての夏。なければ、炭酸が抜けているような […]
【今日の短歌】遠くその夜に触れたい一通のメールで君の画面を灯す (近江 瞬)
まず最初に「遠く」がきて、「その夜に触れたい」とあるんですよね。ソーシャルディスタンスのご時世だからこそ「遠く」「触れたい」が、心に強く響きます。 短歌としては「触れられない」「会えない」こと […]
【今日の短歌】やはらかき手のあらはれて思ふさま入れる鋏のひびきは空に (鳴海宥)
人生史上、一番伸びていてずっと切りたかった髪。やっと・・・切ってきました。そして、ヘアドネーションしてきました。スッキリー!!(≧▽≦) ズボラで管理がきちんとできないし、体形や顔形からいっても長い髪は向 […]
【今日の短歌】耳ふかく気圧は変わりトンネルを抜ければ夏の空だけがある (後藤由紀恵)
やっと・・・やっと、ここ東海地方でも梅雨が明けたようです。ここへきて、ようやく空が夏らしくなってきました。蝉の声はよく聴くようになっても、イマイチ夏っぽさを感じられなかったからねぇ。ここからですね。 &nb […]
【今日の短歌】ピーマンの青い空洞には夭折の詩人の住んだ痕跡がある (杉崎恒夫)
ピーマンは、最初に縦に真っ二つにしてから種を取り除く派です。 昔、施設の厨房で働いていたときは、嫌というほどピーマンを刻んでいました。ピーマンの空洞がどうとかそんなこと考えることもなく、ひたす […]