花弁がついたまま落下していく八重の桜。御衣黄桜もそのひとつ。御衣黄の由来にもなった萌黄色は茶色く色褪せ、ひっそりと散っていました。よろづのことも、初め終はりこそをかしけれ。吉田兼好がいうように、満開の桜もい […]

花弁がついたまま落下していく八重の桜。御衣黄桜もそのひとつ。御衣黄の由来にもなった萌黄色は茶色く色褪せ、ひっそりと散っていました。よろづのことも、初め終はりこそをかしけれ。吉田兼好がいうように、満開の桜もい […]
私って、基本的にまぶたの裏に入ってくる光は苦手なほうではあるんです。夜は特にそうで、できるだけ暗くしないと眠れないんです。日中も、昼寝をするときは部屋のカーテンを閉めます。 でね、名古屋まで電 […]
ソメイヨシノがほぼ散ってしまうと、桜色の景色が一気に初夏めいてくる。気が付けば、まだ色薄い若葉が一斉に出始め、山々も模様替えでもしたかのように若草色をしている。久しぶりの晴天だったからか。やけに目につく黄緑がまぶしくて綺 […]
花見にと群れつつ人の来るのみぞあたら桜のとがにはありける 西行 (美しさゆえに) 花見に人が押し寄せてくるのが、桜の罪なところである 「花見にと群れつつ人の来る」ことは、ゆったりと桜を楽しめないという他にも […]
蕗って「やはいうち」がしっとりして美味しいんですよね。今のうちにと思って、畑の脇に自生している蕗を使って、蕗ご飯や蕗の煮物、蕗の葉味噌を作ったりしています。毎年恒例の春の味覚です。 蕗は灰汁が […]
「悲しみのほむら燃ゆる」方へと「色立つ」と考えれば、この場合の「色たちてくる」は、濃くなるのではなくその逆のような気がするんです。カタクリの花が大好きで、毎年のようにその可憐な姿をレンズに収めているのですが […]
今年より春しりそむる桜花ちるといふことは習はざらなん 紀貫之 今年より春を知った(今年に花を咲かせた)桜花よ。他の花々がそうであっても散るいうことは習わないでほしいものだ。 地方によってはソメ […]
名古屋のデパートで買い物をいた私は、ちょうどエスカレーターに乗ろうとしていたときだった。突然グラッときたかと思うと、左右にスライドするように大きく揺れ出した。立ち止まって揺れが収まるのを待つ。そのうち店のほうから、エスカ […]
この記事を書いている今日は、雨が降ったり止んだりのどんよりとした天気。しばらくはすっきりしない天候が続きそうです。 「菜種梅雨」とは菜の花の時期に降り続く雨をさす言葉ですが、そろそろそんな時期にさしかかって […]