思えば、最初に短歌に興味をもったキッカケが「サラダ記念日」でした。ウチの本棚にあったので、「短歌って案外面白いんだな」と思いつつページを捲っていました。そのときは自分で詠んでみようとか思わなかったんですけど、気が向いたときに何度か手に取っていました。

 

後に、加藤千恵さんの「ハッピーマウンテン」という歌集の広告がキッカケで、その手があったと短歌ブームに乗っかった私。今にして思えば「サラダ記念日」のような短歌の概念を覆す瑞々しい短歌に触れたというベースがあったからこそ、「その手があった」と乗っかることができたのだと思っています。

 

7月6日はそんな「サラダ記念日」にそっと感謝をしながら、本書を読み返すのが恒例となっています。

 

 

原作・脚色・主演・演出=俵万智、の1人芝居-それがこの歌集かと思う。ご観覧くださったかたに心から感謝しつつ、私はまだ舞台の上にいる自分を発見する。幕はおりていないのだ。生きることがうたうことだから。うたうことが生きることだから。

 

明日は仕事も休みなので、これから俵万智劇場をゆっくり堪能したいと思います。それと、だいぶ前ですが「サラダ記念日」のレビューをこちらに書いたので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

 

ではでは~。