「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
今は「いいね」の数を競うような風潮があるけれど、これはたった一つの「いいね」で幸せになれるという歌です☺️ #サラダ記念日
— 俵万智 (@tawara_machi) July 6, 2020
思えば、最初に短歌に興味をもったキッカケが「サラダ記念日」でした。ウチの本棚にあったので、「短歌って案外面白いんだな」と思いつつページを捲っていました。そのときは自分で詠んでみようとか思わなかったんですけど、気が向いたときに何度か手に取っていました。
後に、加藤千恵さんの「ハッピーマウンテン」という歌集の広告がキッカケで、その手があったと短歌ブームに乗っかった私。今にして思えば「サラダ記念日」のような短歌の概念を覆す瑞々しい短歌に触れたというベースがあったからこそ、「その手があった」と乗っかることができたのだと思っています。
7月6日はそんな「サラダ記念日」にそっと感謝をしながら、本書を読み返すのが恒例となっています。
原作・脚色・主演・演出=俵万智、の1人芝居-それがこの歌集かと思う。ご観覧くださったかたに心から感謝しつつ、私はまだ舞台の上にいる自分を発見する。幕はおりていないのだ。生きることがうたうことだから。うたうことが生きることだから。
引用元: サラダ記念日 あとがきより
明日は仕事も休みなので、これから俵万智劇場をゆっくり堪能したいと思います。それと、だいぶ前ですが「サラダ記念日」のレビューをこちらに書いたので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
ではでは~。