せっかく短歌をやっているならと、思いつきでサイドバーのところに「今月の短歌」というコーナーを設置してみました。

 

雨越しの君がどうしているかなど知らなくていい僕は紫陽花 朝倉冴希

 

雨越しに、別れた恋人が別の誰かと一緒に歩いているところを目撃してしまった・・・そんな感じの場面を想定しています。

 

今、どうしているの? その人とは上手くいっているの?

 

もう何とも思っていないはずなのに、なぜか複雑で思わずいろんなことを気にかけてしまう。でもそんな立場でもないんだなと我に返る、そんな心情を詠んでみました。

 

雨の中、紫陽花のように立ち尽くすしかできない自分。そして、僕の心も同じように移り変わっているという強がりでもあります。