七夕ですね。こちらは先ほどから雨が降り出してきて、残念ながら天の川を見るのは難しそうです。雲がかってはいたものの、日中は太陽が顔を出してくれていたんですけどね。七夕の夜って、なぜかすっきりと晴れないことが多 […]
「今日の短歌」の記事一覧(9 / 42ページ目)
【今日の短歌】半夏生 わたくしは今日頭上より雨かんむりをしづかにはづす (永井陽子)
「チュウ(夏至)ははずせ、ハンゲ(半夏生)は待つな」 「ハンゲ(半夏生)は待つな」は、半夏(カラスビシャク)が生える頃の雨は大降りになりやすいので、それまでに田植えなどは終わらせておいた方がい […]
【今日の短歌】しゃべりつつ言葉を選ぶ立ち止まりムーンウォークをする感じにて (佐佐木幸綱)
受け答えするのにも、場合によっては頭の回転と瞬発力を要します。追いつかなくても、喋りながらも脳をフル回転させそれなりに言葉を繋ぐのですが、そんなときはどこか頭の中がフワフワしています。それこそ月面を歩くかの […]
【今日の短歌】花の名に定家は残り小さなるスクリュー型がいくつも散りぬ (前田康子)
「花の名に定家は残り」の「花の名」は定家葛 (テイケカズラ) のこと。「定家」とは藤原定家のことであり、謡曲 (定家葛) にもなっている式子内親王との伝説のことを暗示しているのだと思われます。伝説をざっくりいえば、定家の […]
【今日の短歌】もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂(たま)かとぞ見る (和泉式部)
我が家からでもちらほらと見かけていたはずの蛍が、先日の集中豪雨に見舞われて以来、とんと姿を見せなくなってしまいました。先日、川辺にも行ってみたのですが、見かけたのは一匹だけ。滞在したのはごく短い時間だったけ […]
【今日の短歌】蟷螂が蟷螂を食べ春先はみどりあふれる子蟷螂がおり (佐藤華保理)
二十四節気「芒種」の初候5日間 (2023年は6月6日~10日)は、蟷螂生(かまきりしょうず) 蟷螂の幼虫が孵化する頃。 たまたま見つけたかわいらしい蟷螂の赤ちゃん。蟷螂生だからその辺にいるか […]
【今日の短歌】ト音記号を最後に書きしはいつなりしか広げし白紙に雨音ひびく (河野裕子)
台風の影響もあって、今日は全国的に雨模様。こちら東海地方はすでに梅雨入りしておりますが、関東方面も梅雨入りしそうですね。さっきから大粒の雨が降っていて、激しめの雨音が聞こえてきます。強弱でいえ […]
【今日の短歌】我が姿たとへ翁と見ゆるとも心はいつも花の真盛り (牧野富太郎)
朝夕に草木を吾の友とせば心淋しき折節もなし 牧野富太郎 朝から晩まで植物を友とすれば心が淋しい悲しいなんて感じている暇がない 植物学者であり、NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公・万太郎の […]
【今日の短歌】おもしろきこともなき世を面白くすみなすものは心なりけり (高杉晋作)
「動けば雷電の如く発すれば風雨の如し、衆目駭然、敢て正視する者なし。これ我が東行高杉君に非ずや」 伊藤博文 動けば雷電の如く、言葉を発すれば風雨の如し、多くの人はただ驚くばかりで敢えて正視す […]