不安要素がいくらでも挙がってくる中で、ただただ今を生きていればそれでいいのか。「明日のことは明日にまかそう」は基本的に賛成なのですが、避けられない現実に対して通用しないこともあると感じます。そのため思い悩むこともあるのですがなかなか難しいですね。年齢を重ねていけば、老いによる肉体的な衰えはどうしたって出てきますしね。
例えば、仕事での失敗や誤解、家族とのコミュニケーションのずれなど、日常生活で起こる小さな出来事が、大きな不安やストレスにつながることがあります。このような時に、「明日のことは明日にまかそう」という考え方が役立つこともありますが、現実的な解決策や前向きなアクションを起こすことも重要です。
かといって、まだ起こってもいない未来のことをあれこれ悲観し、不安に駆られて思い悩んでいるうちに、自分の可能性を自分で否定してしまっているのかもしれません。たとえば、将来のキャリアや健康、人間関係に対する不安が、日常の行動や判断に影響を与えることもあります。モチベーションや自信は、過度な未来への悲観やちょっとした誰かの言動なんかで簡単に揺らいでしまいます。そしてキッカケはそうであっても、グシャンと潰すのはいつだって自分自身。だったら「明日のことは明日にまかそう」と笑っていたほうが何倍もいいです。
そういった意味で「明日のことは明日にまかそう」は、心にずっと留めておきたいおまじないの言葉です。自己肯定感や前向きな姿勢を育む手助けとなると感じます。
やがてくるXデーが差し迫りとりあえずもう逃れられない 朝倉冴希