砂糖の日ということで、砂糖にちなんだこんな短歌。以前に取り上げたことのある萩原慎一郎氏の「滑走路」に収録されている一首です。※参照 ☆ 尖っていた角が丸くなっていくように、ようや […]
「2019年」の記事一覧(15 / 18ページ目)
【今日の短歌】定型は無人島かな 生き残りたくばみずから森を拓(ひら)けと (柳澤美晴)
旭川出身で養護教諭をされている歌人・柳澤美晴さんの短歌。 柳澤さんは、2006年に「モノローグ」という作品で未来賞を受賞、同年には作品「WATERFALL」で49回短歌研究新人賞次席入選。 2 […]
【自作短歌】元カノの話を聞いてヘコむほど飼い慣らされてなんてあげない (朝倉冴希)
彼女はいないと言っていたその人と居酒屋にいたとき「実は彼女がいるんだけどさ、これからもこうして会おうよ」と言われたことがありまして、それがこの短歌のインシュピレーションになっています。 相手は […]
【読書】小川仁志著「7日間で突然頭がよくなる本」
7日間で突然頭がよくなる⁈・・・そんなんで頭がよくなるなら苦労しないし・・・と思いながら、どんなことが書かれているんだろうと興味本位で手に取ってみたのが本書。 ここでいう「頭がいい」というのは […]
【読書】内村光良 「ふたたび蝉の声」
いろいろあるけど、前に進もうと思う。 五十歳を目前に控えた進は、役者という職業を細々と続けながら、東京で暮らしている。最近ようやく順調に仕事が入るようになったが、娘と妻のいる家庭内では、どうにも居心地の悪さを感じるように […]
【今日の短歌】捨てゼリフ残し飛び出すねえちゃんはけれどもドアを優しく閉める (松田わこ)
小学生のころから朝日歌壇に投稿し続け、その完成度の高さから注目が集まっていた松田莉子・わこ姉妹。今では、歌人姉妹として多くの人に名が知られるようになりました。春には、姉の莉子さんは大学、妹のわこさんは高校へ […]
【今日の短歌】雛飾る部屋の暗さよ人形の白き顔にはほくろのなくて (栗木京子)
子供のころウチにあった7段飾り。「それ、右大臣と左大臣のが逆!!」「五人囃子の太鼓どこにしまった⁈」なんてやいのやいの言いながら、母と妹と一緒に飾りつけをしていました。 段を組み立てるところからはじまり、細 […]
【読書】小佐野彈著・歌集 「メタリック」
歌人・小佐野彈さんの歌集。小佐野さんはセクシャルマイノリティーを公言しており、現在は台湾に在住。この歌集に収録されている「無垢な日本で」は、第六十回短歌研究新人賞を受賞しています。 *** & […]
【読書】加藤治郎著「東海のうたびと」
名古屋市出身の歌人・加藤治郎氏の著書。加藤氏は、「未来短歌会」をはじめ、毎日新聞や 朝日新聞の歌壇コーナーの選者をされています。 本書は二部構成になっていて、前半は東海地方にゆかりのある31名 […]
【今日の短歌】わがままな貴婦人に似た紅のパノラマカーよ歌いつつ去る (加藤治郎)
名鉄といえば、子供のころから名古屋に行くのにしょっちゅう利用していました。昔は名鉄といえば、「パノラマカー☆」など紅一色でおなじみだったんですけど、時代の移り変わりとともに徐々に変わってきまし […]