彼女はいないと言っていたその人と居酒屋にいたとき「実は彼女がいるんだけどさ、これからもこうして会おうよ」と言われたことがありまして、それがこの短歌のインシュピレーションになっています。
相手は酔っぱらっていたし、本心じゃないことぐらいわかっていたからまともには受け取らなかったですけどね。えらい調子のいいこと言ってるなと思って聞き流していて、そのうちにその彼女というのが同じクラスだったこともある同級生だと知りました。
そのときに食べていたメニューが豆腐ステーキだったこと今でもはっきりと覚えていて、もう2人で会うことはないなと思いながらそれをパクついていました。
数回しか会ったことはなかったし好きとかそんな感情はなかったけど、本命がいるくせにそんな都合のいいように飼い慣らされてたまるかという気持ちがあったんでしょうね。
こちらの反応がイマイチだったからか、それから誘ってくることもなく2人で会うことはなかったのですが、数年後に名鉄の電車の中でぱったり再会しました。「彼女とはどうなったの?」と訊いたところ別れたそうです。
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しばらく自分の作品をUPすることがなかったのですが、久々に載せてみました。