「未来」の2017年6月号に掲載された、「歯医者で読むアインシュタイン」という連作の一首。 伝記漫画「アインシュタイン」読んで待つ 赤子にアルベルトと名がついた 工藤吉生 歯医者の待合室で治療 […]
「2020年6月」の記事一覧
#2020年自分が選ぶ今年上半期の4首
2020年上半期の自選4首。 そのうちに慣れる予定のモーニング珈琲はまだ苦いままです 正常なブレスができているうちに信じるだけの余地をください 死ぬ前に消しておきたい履歴には君の笑顔が隠されている 見るから […]
【今日の短歌】なにか思ふなにかは嘆く世の中はただあさがほの花の上のつゆ (詠み人知らず)
なにか思ふなにかは嘆く世の中はただあさがほの花の上のつゆ 詠み人知らず 何をそんなに嘆いておられるのか 世の中なんて朝顔の上の露ほどあっけなく儚いものなのに 藤原清輔の「袋草紙」に釈教歌 (清 […]
【今日の短歌】リニアモーターカーの飛び込み第一号狙ってその朝までは生きろ (穂村弘)
27年に開通予定のリニアモーターカー。以前から言われていたことですが、予定通り開通するのはやはり困難みたいですね。リニア関連のニュースを目にする度に掲出歌を思い出し、何年後のことになるだろうとつい考えてしま […]
短歌連作サークル『あみもの』三十号が公開されました。
5ページに「VUENOS」というタイトルで参加させていただきました。宜しくお願いします。 https://t.co/ibDi34xE6U — 朝倉冴希@短歌 (@dassan34) June 25, 2020   […]
【今日の短歌】覚えたての道を行くとき曲がりたいのをこらえれば目印に着く (山階基)
カーナビをつけたのが遅かったので、昔はどこへ行くにも地図だったり、道路標識や道案内が頼り。あらかたざっと調べて、あとはそのうち案内が出てくるだろうという適当ぶり。それでも何とかなったものです。 […]
【今日の短歌】肺魚へと進化してゆく一瞬が湯にとじこもるわたしにはある (江戸雪)
身も心もどろ~んと解けてしまって、心地がよくて、動くのがかったるくもあり・・・。あ~なんかこのままでいたいし出たくないなぁって。湯船に浸かっているとそうなることがありますね。どうしたって出なくちゃいけないか […]
【今日の短歌】夏至の日のながき日暮にゆく道の額紫陽花は雨に鮮(あたら)し (上田三四二)
写真に写っているのは、ご近所の紫陽花。ここの紫陽花がものすごく綺麗で、毎年咲くのを楽しみなんです。今ちょうど見頃を迎えています。晴れの日が続いたので、雨に鮮(あたら)しとはならなかったけど。 […]
【今日の短歌】九つの人九つの場をしめてベースボールの始まらんとす (正岡子規)
打者、走者、四球・・・といった言葉の生みの親であり、無類の野球好きで知られる正岡子規の歌。・・・というわけで、プロ野球が開幕しましたね。待ちに待ったという方も多いのではないでしょうか。 野球は […]