もう何十年も前になりますが、一度だけ京都にて五山送り火を見たことがあります。一期一会という言葉がありますが、そのときにたまたま近くにいた家族連れの方達といろいろお喋りしたのを覚えています。五山送り火は点火す […]
「2022年」の記事一覧(3 / 8ページ目)
【今日の短歌】青玉のしだれ花火のちりかかり消ゆる途上を君よいそがむ (北原白秋)
青玉のしだれ花火のちりかかり消ゆる途上を君よいそがむ 北原白秋 青玉のしだれ花火が散って消えてしまわないないうちに急ごう “青”は「青春」や「若さ」の象徴。「青玉のしだれ花火」は、額面通りの“ […]
【今日の短歌】秋来きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる (藤原敏行)
秋来きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行 秋が来たと目に見えるわけではないけれど、風の音によってはっと気づかされました。 昨日ちらっと山道を散歩したのですが、どこか […]
【今日の短歌】ガソリンの投入口から立ちゆらぐ気化した影を見る真夏日 (黒﨑聡美)
「立ちゆらぐ気化した影」とは、有害物質いわゆるガソリンベーパーと呼ばれるものであり、あのツンとする匂いの正体。排気ガスと同じように、こちらも規制や技術開発によって減らそうとする動きが強まっていくんじゃないか […]
【今日の短歌】白玉の憂いをつつむ恋人がただうやうやし物もいはなく (伊藤佐千夫)
白玉の憂いをつつむ恋人がただうやうやし物もいはなく 伊藤佐千夫 伊藤佐千夫作品の代表作といえば「野菊の墓」であり、山口百恵さんや松田聖子さんなどによって何度か映画化もされています。   […]
【今日の短歌】梅の花紅の色にも似たるかな阿呼がほほにつけたくぞある (菅原道真)
大阪では7/24に天神祭が行われますが、こちらの地域(愛知県東三河)では2月25日の命日(2月25日というのは旧暦なので、グレゴリオ暦でいう命日は3月26日) のころになると、天神様をかたどった人形を飾られ […]
【今日の短歌】玉虫の羽をもて厨子を貼りし者の不穏のこころひと日見えゐつ (稲葉京子)
メタリックに輝く虹色の美しい翅。玉虫を見つけました。たま~に見かけるのですが、それでもなかなかレアなので見つけるとテンションがあがります。その美しい翅は装飾にも使われており、その主たるものが、法隆寺にある国 […]
【今日の短歌】ドラえもん無しでここまで生きてきた自分をもっと褒めてあげたい (志井一)
みんな大好きドラえもん。どこでもドア、タケコプター、スモールライト、アンキパン、もしもボックス、ほんやくコンニャク・・・あぁ、ドラえもんがいてくれたなら。何度そう思ったか。今だってさ、のび太くんみたいに「ド […]
【今日の短歌】月は山風ぞ時雨に鳰の海 (二条良基)
本日は、連歌の文学的地位を確立させた立役者である二条良基の命日にあたります。連歌とはなんぞやと言いますと、575の上の句と77の下の句の合作(短連歌)、あるいはは複数人で読み連ねたもの(長連歌鎖連歌)をいい […]