時折、心の奥底に秘めた感情や本音が渦巻くときがあります。それはまだ成熟しきっていない本音のようなものがほとんどで、とても人前で公開できるようなものではありません。もし自分の思考を […]
「2024年9月」の記事一覧
【今日の短歌】ゆくへなく月にこころのすみすみて果はいかにかならむとすらむ (西行)
ゆくへなく月にこころのすみすみて果はいかにかならむとすらむ 西行 行く先が定まらないまま月を眺めれば、月光に心の内を隅々まで照らされていくようだ。このまま自分はどうなるのだろうか。 西行法師は […]
【今日の短歌】かすかなるカルキが匂う脱衣場にたましいまで脱ぐわれかも知れず(斉藤真伸)
なんとなくでも体力をつけようと、市営のプールへ行くことにしました。運動が苦手で、あれこれ模索するものの自分を甘やかしてしまってどうにも長続きしない私。久々にプールにでも行ってみるかと思い立って行ってみたので […]
【今日の短歌】小夜さよ深ふけにさきて散るとふ稗草のひそやかにして秋さりぬらむ(長塚節)
「実りの秋」と称される季節ですが、本日は七十二候の第42候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」にあたり、穀物が実る時期を迎えています。この季節に関連して、長塚節の歌「小夜深にさきて散るとふ稗草のひそやかにし […]