若葉が芽吹き、鮮やかな葉の黄緑がだんだんと深まってくると小さな実をつけ、やがて葉が次々と散っていくのと対照的に実は大き気づきくなって朱色に色づいていきます。そして秋が深まる頃、葉を落とした柿の木に一つだけ残 […]
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【今日の短歌】紅つばき爛漫たれば思ひ出づ舌を出すアインシュタインの顔 (小島ゆかり)
この地方では、今年は2月10、11日に行われる鬼祭が過ぎるとようやく寒さの峠を越えるとも言われています。国の重要無形民俗文化財にもなっていて、最終的に見物客が粉まみれにされるというなかなかの奇祭。関東でも雪が降った10日 […]
【今日の短歌】白湯気のなかの豆腐をすくふとき豆腐か湯気かふふとわらへり (小島ゆかり)
ほんわかした湯気に包まれた湯豆腐が思い浮かぶんだけど、それはただの勝手なイメージ。湯豆腐じゃなくても豆腐の入った鍋料理はいくらでもなるし、別に鍋料理じゃなくても例えば味噌汁にある豆腐を掬っているかもしれない […]
【今日の短歌】みかん型トイレ、牛型トイレあり天竜浜名湖鉄道の駅 (小島ゆかり)
浜名湖方面にはよく行くので、天浜線こと天竜浜名湖鉄道にはなじみがあります。みかん型トイレ、牛型トイレ・・・掲出歌に出会ったとき「そうそう!! あるのよ~」と嬉しくなったんですよね。 *** & […]
【今日の短歌】仕事にてひとつに束ねゆく髪のそれぞれ深き毛根をもつ (小島ゆかり)
いきなりトップギアにはいけないから、その人なりのルーティーンで徐々に戦闘モードにシフトしていく・・・。キリッと髪を束ねるって、仕事スイッチに切り替える儀式のひとつでもありますよね。臨戦態勢に入ってシャキッと […]
【今日の短歌】団栗はまあるい実だよ樫の実は帽子があるよ大事なことだよ (小島ゆかり)
子供のころよく行っていた公園にはちょっとした石段があり、そこを登っていくとたくさんの椎や樫の木が植えられていて、秋にはよく椎の実や樫の実を拾っていました。割合でいうと、圧倒的に椎の実が多くて全体の8割ぐらい […]
【今日の短歌】平泳ぎのようにすべてがゆっくりと流れゆくのみ秋の浮力に (小島なお)
例年に比べて気候が高くて、ようやく秋めいてきたなぁと感じ始めた頃にはもう10月ですよ。増税が始まったねぇ。(;・∀・) この時期から年末に向かって一気に畳みかける感じって、何かに押されるように […]
【今日の短歌】ああ犬は賢くあらず放射線防護服着る人に尾をふる (小島ゆかり)
東日本震災をきっかけに、「原発震災」ということばを知りました。 地震学者・石橋克彦による造語。石橋は、『科学』1997年10月号の論文「原発震災–破滅を避けるために」にて、以下の危険性を警告した […]