いきなりトップギアにはいけないから、その人なりのルーティーンで徐々に戦闘モードにシフトしていく・・・。キリッと髪を束ねるって、仕事スイッチに切り替える儀式のひとつでもありますよね。臨戦態勢に入ってシャキッと […]
「歌集」タグの記事一覧(3 / 6ページ目)
【今日の短歌】夜の耳しんと立てれば流れ込む遠い呼び声樹下のささやき (松村由利子)
今の家に越してきてすぐの頃、夜のシーンとした中にいるとどこからか音がしていて、私はそれが何の音かわかりませんでした。なんていうかジー---という甲高い音。何の音だろう、何の音だろうとずっと思っていたんです。 […]
【今日の短歌】キャベツ色のスカートの人立ち止まり風の匂いの飲み物選ぶ (竹内亮)
初句の「キャベツ色のスカート」で心をガッチリ掴まされ、私の中でものすごく好きな一首。「キャベツ色」が芽吹きの初々しさや清々しさを連想させ、そこから漂ってくる全体的な雰囲気がツボなんです。そのうえで「風の匂い […]
【今日の短歌】四年前グアムで買った星型のにこにこシールを使い始める (仲田有里)
なんだか使ってしまうのがもったいないと引き出しにしまい込んで、年月が経って「このまま眠らせておくのもな」とようやく使い始めることってありました。使うのがもったいないと思えたものが、そのころにはなんの躊躇もな […]
【今日の短歌】スプーンがカップの底に当たるときカプチーノにも音階がある (伊波真人)
すべての音に音階があることを、大抵の人はあまり意識していません。でも、反対にそれを常に意識させられているという「絶対音感」を持つ方々。常に音階を意識する生活がどんなものかは想像もつきませんが、私は小学生のこ […]
【今日の短歌】止まったら強制的に電源を切って再び入れれば直る (相原かろ)
パソコンを無理やり強制終了した結果、電源を入れてもモニターが真っ暗なまま立ち上がらなくなってしまった苦い経験をもつ朝倉冴希です。 そのときはカスタマーセンターに問い合わせしてもダメだったので、 […]
【今日の短歌】秋茄子を両手に乗せて光らせてどうして死ぬんだろう僕たちは (堂園昌彦)
異常気象のせいか、ピーマン、ゴーヤ、ミニトマトといった夏野菜の出来があまり良くなかった我が家の畑。そんな中で割とよく育ってくれたのが六角豆(ササゲ)と茄子でした。 六角豆(ササゲ)はもう終わり […]
【今日の短歌】スニーカーの親指のとこやぶれてて親指さわればおもしろい夏 (陣崎草子)
職場でいつも履いている靴が、どうしても捨てられません。もう何年も履いていて、いい加減オンボロになってきたので買い替えないといけないんですけどね。 今までのどの靴よりも軽くてフィットして、ノンストレスのその靴 […]
【今日の短歌】涙吸うレンズをつるんと眼に入れる 泣かなくなったわたくしの眼に (佐伯裕子)
このところ眼がやたらと痒くて、しばらくしたら治るかなと思って様子を見ていたのですが、今朝になったら充血して白目が真っ赤っか。まぶたも腫れて顔がヤバイ状態に・・・。 (+_+) 夕方なったらかなり良くなったの […]
【今日の短歌】夕暮れのゼブラゾーンをビートルズみたいに歩くたったひとりで (木下龍也)
コムサの店内でいつもかかっているザ・ビートルズ。いつもならBGMとして聞き流して終わりなのですが、その日はなんだかそれを聴いているうちに自分も欲しくなって、ベストアルバム「ザ・ビートルズ1」を衝動買いしたこ […]