いつの日からか、深夜眠りに着く前にノートに言葉を紡ぐようになった。それがその日の自分を肯定し、やがて訪れる次の一日をどうか乗り切る護符の役割を果たしてくれることを強く望みながら。脳内で心地よく再生されるため […]
「歌集」タグの記事一覧(5 / 6ページ目)
【今日の短歌】定型は無人島かな 生き残りたくばみずから森を拓(ひら)けと (柳澤美晴)
旭川出身で養護教諭をされている歌人・柳澤美晴さんの短歌。 柳澤さんは、2006年に「モノローグ」という作品で未来賞を受賞、同年には作品「WATERFALL」で49回短歌研究新人賞次席入選。 2 […]
【今日の短歌】毬のごと打てば跳ねくる心もて幸を求めん山のかなた江 (寺山修司)
寺山修司氏の未発表作品が、青森の中学同級生宅で発見されたというニュースを目にしました。※参照☆ 寺山修司氏の未発表作品が発見されたというニュースは前にもあって、後にその未発表作品は書籍化もされ […]
【今日の短歌】レタスからレタス生まれているような心地で剝がす朝のレタスを (中畑智江)
レタスはちょっと前までウチのプチ温室で栽培していて、一般的なレタスだけではなくサニーレタスもよく朝食の食卓にも並んでいました。他の葉物野菜に比べると、虫がつきにくく育てやすいので。(^^;) レタスといえば […]
【今日の短歌】画家が絵を手放すように春は暮れ林のなかの坂をのぼりぬ (吉川宏志)
自分の手によって、手間暇をかけまくって、丹精込めまくった芸術作品はそうやすやすと手放したくないタイプです、こんばんは。 例えば、すごい傑作ができたとしてそれは高く売れたりするのかもしれないけど […]
【今日の短歌】帰ったら上着も脱がずうつ伏せで浜辺に打ち上げられた設定 (原田彩加)
疲れちゃってもうな~んもしたくない!! そんな時にすっと心を楽にしてくれる短歌。 やっぱり「設定」というのがいいですよね。そういう設定を演じてるだけですが何か?・・・そんな風に心を肯定してあげ […]
【今日の短歌】ふくろうの置物吾の宝物ふくろうの目は哲学をする (大島史洋)
いつ頃からだったか・・・。旅行に行く度に、父が「ふくろうの置物」を買ってくるようになりました。積極的に集めているというわけではく、梟であることにも特に意味があるわけではないのですが、なんとなく記念にというこ […]
【今日の短歌】ああ犬は賢くあらず放射線防護服着る人に尾をふる (小島ゆかり)
東日本震災をきっかけに、「原発震災」ということばを知りました。 地震学者・石橋克彦による造語。石橋は、『科学』1997年10月号の論文「原発震災–破滅を避けるために」にて、以下の危険性を警告した […]
【読書】小佐野彈著・歌集 「メタリック」
歌人・小佐野彈さんの歌集。小佐野さんはセクシャルマイノリティーを公言しており、現在は台湾に在住。この歌集に収録されている「無垢な日本で」は、第六十回短歌研究新人賞を受賞しています。 *** & […]