先日、映画を観終わってそのままトイレに直行。出てくると結構な列ができていました。ギリギリセーフ。並ばなくて良かったと思うと同時に、掲出歌が浮かんできました。 これから観る人なのかもう観た人なの […]
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【今日の短歌】いちはやく秋だと気づき手術台のような坂道ひとりでくだる (江戸雪)
生きるとはゆるされること梔子くちなしの枯れゆくようにわれは病みたり 江戸雪 手術日までの時間は長くも短くも感じました。あと何日・・・と指折り数えながら、季節の移り変わりを肌で感じて。私も同じよ […]
【今日の短歌】もういやだ死にたい そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい (岡野大嗣)
感情にまかせて「もういやだ死にたい」と口走るその気持ちに嘘はなくても、心の底からそう思って口にしたとしても、それがその人の本意なのかといえば必ずしもそうとは限りません。「死にたい」だけではなく、例えば「嫌い […]
【今日の短歌】遠くその夜に触れたい一通のメールで君の画面を灯す (近江 瞬)
まず最初に「遠く」がきて、「その夜に触れたい」とあるんですよね。ソーシャルディスタンスのご時世だからこそ「遠く」「触れたい」が、心に強く響きます。 短歌としては「触れられない」「会えない」こと […]
【今日の短歌】ただひとつ惜しみて置きし白桃のゆたけきを吾は食ひをはりけり (斎藤茂吉)
ふたつあった桃のうち、数日前にひとつ食べ、大事にとっておいた残りのひとつを昨日食べてしまいました。私も好物は先延ばしにしておきたいタイプだし、まさに掲出歌と同じ心境でした。とうとう食べ終わって […]
【今日の短歌】なにか思ふなにかは嘆く世の中はただあさがほの花の上のつゆ (詠み人知らず)
なにか思ふなにかは嘆く世の中はただあさがほの花の上のつゆ 詠み人知らず 何をそんなに嘆いておられるのか 世の中なんて朝顔の上の露ほどあっけなく儚いものなのに 藤原清輔の「袋草紙」に釈教歌 (清 […]
【今日の短歌】リニアモーターカーの飛び込み第一号狙ってその朝までは生きろ (穂村弘)
27年に開通予定のリニアモーターカー。以前から言われていたことですが、予定通り開通するのはやはり困難みたいですね。リニア関連のニュースを目にする度に掲出歌を思い出し、何年後のことになるだろうとつい考えてしま […]
短歌連作サークル誌『あみもの』二十四号が公開されました。
短歌連作サークル誌『あみもの 第二十四号』公開いたします。なお、自作の全首転載は、年内のうちはご遠慮ください。どうぞよろしくお願いします。 #あみもの短歌 https://t.co/VsqcX […]