時代はめまぐるしく変わり、どれだけ予測したって、先のことなんて本当にわからない・・・。コロナ過になって、その思いは一層は強くなりました。
頑張れば変えられることもあるれけど、どうしようもないことも世の中にはあって、だから遠い未来のことは憂いや嘆くよりも「しびれるまでさらしおく」のが正解なのかもしれません。結局できることといえば、日々の中で想像力を働かせながら、その時々の状況に合わせた選択をしていくことなのだ思います。
先の見通しを「冬の真水」という比喩を使って暗示していますが、思い浮かんだのは「寒ざらし」の光景です。川に鯉のぼりの布をさらして糊を落とし、川の水が冷たければ冷たいほど鮮やかに発色するあの「寒ざらし」です。
あの光景が浮かんだときに、「冬の真水」にさらしおいた分、色鮮やかに発色させてみせるという気概のようなものを感じるんですよね。真意はわかりませんが、個人的にはそういう歌なのだと捉えています。
今、まさに冬の真水にさらされているような状況ですが、コロナという糊が洗い流されたらきっとね。何気ない当たり前のことが、今まで以上に色鮮やかに感じられるような気がします。