【自作短歌】海馬よりすべての君を切断しアイスキューブに閉じこめている (朝倉冴希) 公開日 : 2018年6月14日 / 更新日 : 2020年5月15日 朝倉冴希の作品 忘れたいから閉じこめるのか、忘れたくないから閉じこめるのか・・・。 閉じこめた記憶は、そのときが来たらゆっくりとゆっくりと時間をかけて溶かしていけばいい・・・そう思うのです。 More from my site【自作短歌】シグナルは青 君の背がまた遠のいて「時間よ止まれ」 (朝倉冴希)【自作短歌】恋人もレンタルしたいビデオ屋で必要なとき必要なだけ (朝倉冴希)【自作短歌】モノクロになりゆく君はゴールドの波をたずさえ微笑んでいる (朝倉冴希)【自作短歌】ファスナーが壊れてしまい優しくも強くもなくて負けだと思う (朝倉冴希)【自作短歌】情熱とついていけない気だるさが空しく募りマーブル模様 (朝倉冴希)【自作短歌】平等に注がれていく君からの蜃気楼など拾い集める (朝倉冴希)【自作短歌】黒ずんだ巨塔にのまれ去る者を見送り今日も深夜残業 (朝倉冴希)【自作短歌】一秒も巻き戻せないことぐらい知っていたはずなのにどうして (朝倉冴希)【自作短歌】それとなく作り始めたチャーハンをその一言で激辛にする (朝倉冴希)【自作短歌】透き通る人でありたい箸を持つ君のその手に触れられるまで (朝倉冴希)【自作短歌】不要なら流せばいいとめいっぱい蛇口をひねる深夜この手で (朝倉冴希)【自作短歌】どうにでもなれと言えずに教科書に殴り書きしたそれが答えだ (朝倉冴希) タグ : tanka, アイスキューブ, 朝倉冴希, 歌人, 海馬, 海馬よりすべての君を切断しアイスキューブに閉じこめている, 現代短歌, 短歌, 自作短歌, 記憶 「【自作短歌】瑠璃空の向こうあなたを夢に見て疑いようもなく晴れている (朝倉冴希)」 「【自作短歌】平等に注がれていく君からの蜃気楼など拾い集める (朝倉冴希)」 コメントを残す コメントをキャンセル名前 (必須) メールアドレス(公開されません) (必須) ウェブサイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 コメントコメント送信 email confirm* post date* 日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)