明日から彼岸の入り。真っ赤な曼珠沙華が目を引くようになりました。「葉見ず花見ず」の別名がある曼珠沙華。葉が生えるのは花が咲き終わってからで、花が咲くこの時期に葉を見ることはできません。 コロナ […]
「今日の短歌」の記事一覧(18 / 43ページ目)
【今日の短歌】テレビからタモリが消えたあの日から並行世界を僕ら生きてる (岡本真帆 )
知ってる方は知っていると思うのですが、「FNSラフ&ミュージック ~歌と笑いの祭典~ 第一夜」という番組で、「直電!生ブッキング 明日来てくれませんか?」という生放送中にタレントさんに電話を掛けて、次の日に […]
【今日の短歌】もののふの矢橋の舟は速けれど急がば回れ瀬田の長橋 (宗長)
梅雨のような天候が続いています。こちらの地域では、長雨による影響で氾濫危険水位に達した河川もあって、警報の通知がずっと来ている状態でした。今は一時期によりも落ち着いており晴れ間も見えたりもしますが、願わくは […]
【今日の短歌】トマトの葉ちぎればトマトのにほひして昨日よりふかき空ふり仰ぐ (春野りりん)
今年はトマトを植えていないはずが、去年のこぼれ種から自生しているのを発見。そのままにして見守ることにしましたが、なんだかんだと育っています。挿し木にしても割りとすぐに根づくし、トマトってすごい生命力ですね。 […]
【今日の短歌】紫陽花の首をはねつつこれがかの男ならばと思うてならじ (大下一真)
ウチの近くの道沿いにたくさんの紫陽花が植えられているのですが、数日前から少しずつ剪定作業をしているようで、日ごとに株が綺麗に刈られています。 昨日、その場所を車で通りがかったとき、ちょうど花 […]
【今日の短歌】南極のとけなくなった雪たちへ捧ぐトロイメライの連弾 (笹井宏之)
好みかそうじゃないかって、ファーストインプレッションでほぼ決まるんだけど、これは言葉の羅列とか響きだとか感覚で好きだと思った一首。トロイメライについてはなんとなくシューマンというぐらいしか知らなくて、どんな […]
【今日の短歌】私は、と書き出すときにもういない私こうして夏に踏み出す (小島なお)
私は、今こうしてblogを書いています。たった今「私は、」と書いた私は、すでに過去になってしまってもういません。厳密にいえば、一秒前の自分は過去の自分だから。過去があったからこそ今の私があることは間違いない […]
【今日の短歌】ため息をどうするわけでもないけれど少し厚めにハム切ってみる (俵万智)
ため息というワードはどうしてもネガティブに捉えがちだけど、遠慮なくため息をつくことって案外大事だなと思います。人前ではやらないけど、ため息をつきたくなるなら、別に無理をしないでその気分に素直に従ったほうが健 […]
【今日の短歌】鳴く蝉の命の限り鳴く声は夏のみそらにひびき沁みけり (岡本かの子)
ここ東海地方でも梅雨明しましたが、その前日のこと。ふと作業の手をふと休めたとたん、どこからともなくクマゼミの声が聞こえてきました。今年初の蝉の声にあっ!となったのですが、その鳴き声に夏を感じるというより、そ […]
【今日の短歌】夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ (清原深養父)
夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ 清原深養父 夏の夜は、まだ宵のうちだと思っていてもすぐ明けてしまう。雲のどこに月は宿をとっているのだろうか。 夏至が過ぎて少しずつ日が短く […]