冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ 清原深養父 冬なのに空から花びらが散ってくるではないか。空の向こうは春なのだろうか。 東京では昨日から雪が降っているようですが、今日はこ […]
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【今日の短歌】初雪になりにけるかな神な月朝くもりかと眺めつるまに (源経信)
初雪になりにけるかな神な月朝くもりかと眺めつるまに初雪 源経信 初雪となった神無月。朝、曇りかと眺めている間に・・・。 今朝、今日は曇りか・・・日が当たらないから日中も寒そうだなぁ・・・風がいつもより強いな […]
【百人一首】ながらへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき (藤原清輔朝臣)
ながらへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき 生きながらえば今のつらさを懐かしむようになるのだろうか。あんなにつらかった過去も今となっては恋しく思うのだから。 清輔の父・藤原顕輔 […]
【今日の短歌】天雲に近く光りて鳴る神の見れば畏し見ねば悲しも (詠み人知らず)
今朝は雷雨でした。この地方、今週はなんだか雷が多いです。夜ともなればそれこそフラッシュのように稲光が空を照らし、ピカッと光るその瞬間は畏しくあり、時にハッとするほど神秘的で美しくもあります。 […]
【万葉集】石麻呂よ、鰻でも捕って食べたらどうだい
「土用の丑の日」ということで、万葉集からこんな和歌。 石麻呂(いしまろ)に我れ物申す夏痩せによしといふものぞ鰻(むなぎ)捕りめせ 大伴家持 石麻呂に言いたいことがあるんだかね。 夏痩せには鰻が […]
【今日の短歌】なにか思ふなにかは嘆く世の中はただあさがほの花の上のつゆ (詠み人知らず)
なにか思ふなにかは嘆く世の中はただあさがほの花の上のつゆ 詠み人知らず 何をそんなに嘆いておられるのか 世の中なんて朝顔の上の露ほどあっけなく儚いものなのに 藤原清輔の「袋草紙」に釈教歌 (清 […]
【万葉集】「蛍」を詠んだ唯一の長歌
ウチからは蛍がちらほら見えるので、この時期はバルコニーに出てのささやかな蛍見物が日課になっています。蛍を見かけるとすごく嬉しいんですよね。 そんなわけで、今回の万葉集特集は、「蛍」です。 &n […]