初雪になりにけるかな神な月朝くもりかと眺めつるまに初雪 源経信
初雪となった神無月。朝、曇りかと眺めている間に・・・。

 

今朝、今日は曇りか・・・日が当たらないから日中も寒そうだなぁ・・・風がいつもより強いなぁ・・・なんて窓の外を眺めていたら、そのうち微小の水滴が窓に付きはじめました。あれ雨が降ってるっぽい⁈と窓を開けてみると、雨ではなく霙であり、そのうち雪になりました。初雪です。

 

愛知県内でも滅多に雪が降らないことで有名な豊橋。そんな豊橋にも初雪が降りました。どうりで寒いはずだ。

 

旧暦でいう10月というイメージが強い神無月。新暦では10月下旬から12月上旬ごろを指し、今年2020年は、11月15日から12月14日まで。神無月の期間中なら、まさに掲出歌と同じ状況だったけど、1日遅れというのが惜しい(笑)

 

 

白河天皇の勅命で藤原通俊が選者を務めた「勅撰和歌集」を、「後拾遺問答」「難後拾遺」といった論難書を著すことでケチョンケチョンにこき下ろしたのが源経信。大納言経信の名で、小倉百人一首に「夕されば門田の稲葉おとづれて蘆のまろやに秋風ぞ吹く」という和歌を残しています。