一段と寒さが増した今日、滅多に雪が降らないとされているこの地方にも雪が降りました。数年に一度の寒波だそうですね。 皆様どうか温かくしてお過ごしください。 &nb […]
「短歌」タグの記事一覧(17 / 62ページ目)
【今日の短歌】くれてゆく年の道さへみゆるかとおもふてばかりにてる月夜かな (樋口一葉)
暮れが近づくにつれて今年最後の〇〇が増えてきますが、今日は今年最後の満月・・・ではなく十六夜。昨日のコールドムーンは雲に邪魔されていたけど、今日の空には遮る雲もなく煌々とした月が浮かんでいます。一葉が見た月 […]
【今日の短歌】白湯気のなかの豆腐をすくふとき豆腐か湯気かふふとわらへり (小島ゆかり)
ほんわかした湯気に包まれた湯豆腐が思い浮かぶんだけど、それはただの勝手なイメージ。湯豆腐じゃなくても豆腐の入った鍋料理はいくらでもなるし、別に鍋料理じゃなくても例えば味噌汁にある豆腐を掬っているかもしれない […]
【伊勢物語】恋というもの
伊勢物語38段に登場する業平と紀有常の和歌。業平が、友人である有常の家を訪ねたときの場面です。 むかし、紀有常がり行きたるに、ありきて遅く来けるに、よみてやりける。 むかし、(業平が) 紀有常 […]
【今日の短歌】柿の実が柿の甘さに辿り着く時間(とき)の豊かさよ日当たりながら (武下奈々子)
今日は柿の日。先ほどニュース番組を観ていたら、正岡子規の「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」に由来すると解説されていました。あの有名な俳句は、子規が旅先の奈良で詠んだものですが、その旅行の出発日が1895年の10 […]
【今日の短歌】先まくりいま二夜をば満てずしてくまなきものは長月の月 (藤原俊成)
先まくりいま二夜をば満てずしてくまなきものは長月の月 藤原俊成 (満月にはまだ)先で、二晩を残し満ちてはいないが隈なく照らされているのは長月の月である 長月とは旧暦の9月のことであり、「二夜を […]
【今日の短歌】タマネギは芯からだめになってゆく取りのぞけない場所から腐る (天野慶)
ウチで育てていた玉ねぎ。今年はあまり出来がよくありませんでした。芯が硬くなっているのがあったり、外見からはわからなくても切り分けてみると傷んでいることが度々あって。お裾分けするわけにもいかないので、傷んでい […]
【今日の短歌】月月に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月 (詠み人知らず)
月月に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月 詠み人知らず 月ごとに月を見ており月を見る機会は多いが、月を見るというならこの月の月だろう。 旧暦では8/15が中秋の名月であり、この月とはどの月 […]