時代はめまぐるしく変わり、どれだけ予測したって、先のことなんて本当にわからない・・・。コロナ過になって、その思いは一層は強くなりました。 頑張れば変えられることもあるれけど、どうしようもないこ […]
「短歌」タグの記事一覧(23 / 62ページ目)
【今日の短歌】体重をかけながら刃を圧してゆく受け入れられて息の漏れたり (駒田晶子)
最近だと、正月用のお餅を切っている時ね。もう何十年と使っている年代物の餅つき機があって、我が家の餅といえばそれでついた餅なんです。毎年、母がやってくれている恒例行事。その母が、年末に肩を骨折というアクシデン […]
【今日短歌】「神は死んだニーチェも死んだ髭をとったサンタクロースはパパだったんだ」(穂村弘)
冒頭からして「神は死んだ」という強いワードが出てきます。これは、哲学者として有名なニーチェが掲げていた概念というべきもの。ニーチェは、何かを崇拝したり何かに心酔する信仰心というものに対して否定的な考えをもっ […]
【今日の短歌】水面に垂らした糸の先端が跳ねた気がして携帯摑む (野村まさこ)
「跳ねた気がして携帯摑む」がいいですよね。あの人からかもってバッと携帯を掴むシーンとかよく見かけるし自分も経験あるけど、魚が釣れた時のあのドバッとドーパミンが出る感じ、あのときの高揚感はまさにそうなのかも。 […]
【今日の短歌】初雪になりにけるかな神な月朝くもりかと眺めつるまに (源経信)
初雪になりにけるかな神な月朝くもりかと眺めつるまに初雪 源経信 初雪となった神無月。朝、曇りかと眺めている間に・・・。 今朝、今日は曇りか・・・日が当たらないから日中も寒そうだなぁ・・・風がいつもより強いな […]
【今日の短歌】暖炉には森の小枝が組まれゐてほそき炎がそれを嘗めるよ (池田はるみ)
木ってすぐ燃えると思うじゃない? ところがそうじゃないんです。ウチは薪ストーブがあるからわかるんですけど、上手に組まないとすぐに消えてしまって、なかなか燃え広がらないものなんです。火が付いたと思っても、燃え […]
【百人一首】ながらへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき (藤原清輔朝臣)
ながらへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき 生きながらえば今のつらさを懐かしむようになるのだろうか。あんなにつらかった過去も今となっては恋しく思うのだから。 清輔の父・藤原顕輔 […]
【今日の短歌】チェンバロの音色にきみのお喋りも織り込まれつつ薄暮のカフェは (加藤治郎)
チェンバロという響きだけでもうお洒落。鍵盤がありながら中身は弦楽器、それがチャンバロ。華やかで優雅なバロック音楽の音色が似合うカフェならばそれなりのクラシックな大人カフェに違いないと想像します。   […]
【今日の短歌】第二波の予感の中に暮らせどもサーフボードを持たぬ人類 (俵万智)
今や、マスク・手洗い・消毒は当たり前。今日定期健診のために行った病院先では、アルコール噴射・検温からはじまり、希望者は診察の順番が回ってくるまで車で待機 (時間がくれば携帯で呼び出してくれる)というシステム […]
【今日の短歌】木には木の訛言葉があるのだろう影まわしつつ銀杏葉は落つ (平山繁美)
某所の銀杏並木をよく通るのですが、すでに黄色く色づき葉が落ち始めている箇所もあれば、青々としてまだまだこれからの箇所もあり。気候のせいなのか、今年は特にクッキリとした違いがあるような気がします。   […]