この記事を書いている今日は、雨が降ったり止んだりのどんよりとした天気。しばらくはすっきりしない天候が続きそうです。 「菜種梅雨」とは菜の花の時期に降り続く雨をさす言葉ですが、そろそろそんな時期にさしかかって […]
「短歌」タグの記事一覧(22 / 62ページ目)
【今日の短歌】いいんだよライブで歌手がまちがえてそれを愛してしまった耳よ (山階基)
私も同じ。楽しませようとしてくれるのなら、まちがえようがなんだろうが「いいんだよ」ってなるから、共感でしかないですわ。 「ライブは生もの」だしね。そういうのもひっくるめてのライブであり醍醐味。 […]
【今日の短歌】大玉のキャベツざくざく切るときに窓に近づく春の雲あり (関谷啓子)
少し前に大玉の寒キャベツを2つもいただきまして、そんな中で春キャベツが次々と収穫期を迎えている我が家の畑。他所様が育てた寒キャベツを消費しつつ、我が家で育てた春キャベツは誰かにおすそ分けするというね、謎の現 […]
【今日の短歌】音だけがもう春の雨パジャマからいったんぜんぶぬいできがえる (上澄眠)
今朝、アイロン掛けをしながら、雨音に耳を傾けていました。アイロン掛け自体はそんなに好きなわけじゃないけど、シュワシュワという音と、立ち込めるほわっとした蒸気は好きです。シュワシュワに溶け込む雨音が、今日はな […]
【今日の短歌】執拗に水切りしたる豆腐もて白和えつくる二月の厨 (後藤由紀恵)
節分の日に、セブンイレブンまで恵方巻きを買いに行ったところ、700円以上買えば惣菜を一品贈呈しますというキャンペーンをやっていたんです。数ある惣菜の中からどれでも一品ということで迷ったのですが、何かとアレン […]
【今日の短歌】開花まであと二か月というところ雲の流れに置かれる花芽 (小川佳世子)
昨日は立春ということで、暦の上では春。春といって思い浮かぶのは、ソメイヨシノが咲いているうららかな光景。掲出歌のように、開花までちょうど二ヵ月ぐらいですかね。 でも私の中では、思い浮かぶ「花芽 […]
【今日の短歌】冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ (清原深養父)
冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ 清原深養父 冬なのに空から花びらが散ってくるではないか。空の向こうは春なのだろうか。 東京では昨日から雪が降っているようですが、今日はこ […]
【今日の短歌】山水に萌えいづる青は早くして蕗の花いくつか立ちあがり咲く (土屋文明)
大寒(1/20)の日から2/3にかけての期間を、七十候では「欸冬華 (ふきのはなさく)」といい、蕗の薹が顔を出し始める時期だとされています。畑の際に蕗が毎年生えてくるスポットがあって、どうかなと思ってちらっ […]
【今日の短歌】黒き鞭とすれちがひたり女人(をんなびと)の髪毛でありて顔さへ見ざりし (森岡貞香)
この地方は「三河のからっ風」といって、冬は風が強いことで有名なんです。雪が滅多に降らない代わりに、この風が吹くことで体感温度はそれなりに寒かったりします。例年に比べて今年はやけに穏やかだけど、今日はビュンビ […]