今年はトマトを植えていないはずが、去年のこぼれ種から自生しているのを発見。そのままにして見守ることにしましたが、なんだかんだと育っています。挿し木にしても割りとすぐに根づくし、トマトってすごい生命力ですね。 […]
「現代短歌」タグの記事一覧(3 / 19ページ目)
【今日の短歌】南極のとけなくなった雪たちへ捧ぐトロイメライの連弾 (笹井宏之)
好みかそうじゃないかって、ファーストインプレッションでほぼ決まるんだけど、これは言葉の羅列とか響きだとか感覚で好きだと思った一首。トロイメライについてはなんとなくシューマンというぐらいしか知らなくて、どんな […]
【今日の短歌】私は、と書き出すときにもういない私こうして夏に踏み出す (小島なお)
私は、今こうしてblogを書いています。たった今「私は、」と書いた私は、すでに過去になってしまってもういません。厳密にいえば、一秒前の自分は過去の自分だから。過去があったからこそ今の私があることは間違いない […]
【今日の短歌】鳴く蝉の命の限り鳴く声は夏のみそらにひびき沁みけり (岡本かの子)
ここ東海地方でも梅雨明しましたが、その前日のこと。ふと作業の手をふと休めたとたん、どこからともなくクマゼミの声が聞こえてきました。今年初の蝉の声にあっ!となったのですが、その鳴き声に夏を感じるというより、そ […]
【今日の短歌】あぢさゐの花の花間(はなま)にやはらかく雨ふりしづむ 夕雨夜雨 (高野公彦)
今年は梅雨入りが早かったので、さぞかし雨続きの日が続くかと思いきや・・・。この地方は、雨が降ったとしてもすぐに止んでしまったり、夜更けに降ることが多いです。雨が降らなかったら降らないで、少しぐらいは雨が降っ […]
【今日の短歌】雨の降り始めた街にひらきだす傘の数だけあるスピンオフ (近江瞬)
人となりがわかっているように思える身近な人でも、私の知らない彼らの物語がそこにあり、また私の物語を彼らがすべて知っているわけではありません。本当にその人のことがわかっているかといえば疑問です。 […]
【今日の短歌】六月の朝のくもりを雀とぶそらより土に土より空へ (玉城徹)
ウチにはいろんな鳥が遊びにくるけど、雀ってそれほど多く見かけません。それらしき鳥はいても、雀ではなくモズだったりします。全く見かけないということはないんだけど、昔はもっとそこらじゅうにいたのに、ずいぶん数が […]
【今日の短歌】本棚に戻されたなら本としてあらゆるゆびを待つのでしょうね (笹井宏之)
コロナ対策のため、病院の待合室等では雑誌や本が次々と撤去されていきました。あらゆる指を待つ本のイメージとして、私は図書館の本棚を思い浮かべたのですが、今は多くの図書館が休館を余儀なくされています。 &nbs […]
【今日の短歌】梅雨に入りしその日駄洒落 ハピバスデイ梅雨(ツーユー)と言ふ 窓に向かいて (菊池孝彦)
「明日から梅雨入りになりそうだね」と言われて、「えっ⁈もう⁈まだでしょ」と返したのは昨日のこと。これから雨の日が続くとはいえ、さすがに早すぎじゃない⁈半信半疑だったけど、ここ東海地方でも梅雨入り坊やがおでま […]