今年は梅雨入りが早かったので、さぞかし雨続きの日が続くかと思いきや・・・。この地方は、雨が降ったとしてもすぐに止んでしまったり、夜更けに降ることが多いです。雨が降らなかったら降らないで、少しぐらいは雨が降ってくれたほうが梅雨らしく情緒があっていいのになんてね。身勝手なことなんだけど。
通りすがりの紫陽花を見ても、勝手ながら雨のない紫陽花に物足りなさを感じてしまっていた私に、「Let It Be・・・想像してごらん、あの夜更けに降っていた雨が、紫陽花の花間をやわらかく沈んでゆくのを・・・」と、ちょっとネガティブなその視点を変えてくれたのが今回の一首。
今、快晴だった今朝と打って変わって、梅雨らしく雨が降り続いています。今降っている雨が、あの紫陽花の花間をやわらかく沈んでいるところを想像しながらこれを書いていたのですが、そうしているうちに雨足が強くなったり、また弱くなったり。
この部屋でこんな風に紫陽花に想いを馳せてみると、それだけでも梅雨らしい紫陽花の風情を味わえたような気持ちになります。