少し前に大玉の寒キャベツを2つもいただきまして、そんな中で春キャベツが次々と収穫期を迎えている我が家の畑。他所様が育てた寒キャベツを消費しつつ、我が家で育てた春キャベツは誰かにおすそ分けするというね、謎の現 […]
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【今日の短歌】音だけがもう春の雨パジャマからいったんぜんぶぬいできがえる (上澄眠)
今朝、アイロン掛けをしながら、雨音に耳を傾けていました。アイロン掛け自体はそんなに好きなわけじゃないけど、シュワシュワという音と、立ち込めるほわっとした蒸気は好きです。シュワシュワに溶け込む雨音が、今日はな […]
【今日の短歌】執拗に水切りしたる豆腐もて白和えつくる二月の厨 (後藤由紀恵)
節分の日に、セブンイレブンまで恵方巻きを買いに行ったところ、700円以上買えば惣菜を一品贈呈しますというキャンペーンをやっていたんです。数ある惣菜の中からどれでも一品ということで迷ったのですが、何かとアレン […]
【今日の短歌】黒き鞭とすれちがひたり女人(をんなびと)の髪毛でありて顔さへ見ざりし (森岡貞香)
この地方は「三河のからっ風」といって、冬は風が強いことで有名なんです。雪が滅多に降らない代わりに、この風が吹くことで体感温度はそれなりに寒かったりします。例年に比べて今年はやけに穏やかだけど、今日はビュンビ […]
【今日の短歌】しびれるまで冬の真水にさらしおく十指につかむこの先のこと (後藤由紀恵)
時代はめまぐるしく変わり、どれだけ予測したって、先のことなんて本当にわからない・・・。コロナ過になって、その思いは一層は強くなりました。 頑張れば変えられることもあるれけど、どうしようもないこ […]
【今日の短歌】体重をかけながら刃を圧してゆく受け入れられて息の漏れたり (駒田晶子)
最近だと、正月用のお餅を切っている時ね。もう何十年と使っている年代物の餅つき機があって、我が家の餅といえばそれでついた餅なんです。毎年、母がやってくれている恒例行事。その母が、年末に肩を骨折というアクシデン […]
【今日短歌】「神は死んだニーチェも死んだ髭をとったサンタクロースはパパだったんだ」(穂村弘)
冒頭からして「神は死んだ」という強いワードが出てきます。これは、哲学者として有名なニーチェが掲げていた概念というべきもの。ニーチェは、何かを崇拝したり何かに心酔する信仰心というものに対して否定的な考えをもっ […]
【今日の短歌】暖炉には森の小枝が組まれゐてほそき炎がそれを嘗めるよ (池田はるみ)
木ってすぐ燃えると思うじゃない? ところがそうじゃないんです。ウチは薪ストーブがあるからわかるんですけど、上手に組まないとすぐに消えてしまって、なかなか燃え広がらないものなんです。火が付いたと思っても、燃え […]
【今日の短歌】チェンバロの音色にきみのお喋りも織り込まれつつ薄暮のカフェは (加藤治郎)
チェンバロという響きだけでもうお洒落。鍵盤がありながら中身は弦楽器、それがチャンバロ。華やかで優雅なバロック音楽の音色が似合うカフェならばそれなりのクラシックな大人カフェに違いないと想像します。   […]