煮込みゐるカレーの背筋がぴんとたつガラムマサラのこのひと振りに 竹浦道子 カレーに限らず、ひと振り入れるか入れないかで全く味が変わることってありますね。どこかぼやっとしていた味がピシッと決まる瞬間。擬人化そ […]
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【今日の短歌】目覚めたら息まっしろで、これはもう、ほんかくてきよ、ほんかくてき (穂村弘)
今日から大寒。「冬はつとめて」つまり早朝がいいとも言われていますが、明け方はとにかく冷え込みますね。寒いの苦手(;^ω^) ここらは温暖な地方なので、「目覚めたら息真っ白」とまではいってないの […]
【今日の短歌】白き餅われは呑み込む愛染も私ならずと今しおもはむ (斎藤茂吉)
白き餅われは呑み込む愛染も私ならずと今しおもはむ 白い餅を私は呑み込んでおり、執着もなければ私ではないとたった今この瞬間も口にしている 年末になると年代物の餅つき機でお餅をつくのが恒例だけど、 […]
【今日の短歌】時過ぎて色の褪せたるもみぢ葉のそのありのまま水面に映る (来嶋靖生)
そろそろ紅葉シーズンも終わりですね。 今年は京都などに紅葉狩りに行くことができましたが、毎年何処へ行っても境内すべてが綺麗に色づいているなんてことはなく、遠目では綺麗に見えても近づいてよくよく […]
【今日の短歌】わが国のたちなほり来し年々にあけぼのすぎの木はのびにけり (昭和天皇)
あけぼのすぎ(曙杉)とは、メタセコイアの和名。落葉樹であるこれまで採掘されてきたセコイアやヌマスギだと思われていた植物の化石が、実はそれらとは違う植物だということがわかり、”後の”や” […]
【今日の短歌】奥山のいはがきもみぢちりぬべし てる日の光みる時なくて (藤原関雄)
紅葉や「みかえり阿弥陀」で有名な、京都にある永観堂禅林寺へ足を運んできました。 藤原関雄は平安初期の貴族であり文人。「文徳実録」には、藤原関雄の人となりを「性閑退を好み、常に東山の旧居に在り。林泉を耽愛す。 […]
【今日の短歌】いむといひて影にあたらぬ今宵しもわれて月みる名や立ちぬらむ (西行)
いむといひて影にあたらぬ今宵しもわれて月みる名や立ちぬらむ 西行 忌むべきものと言われてその光が当たるのさえも避けようとする今宵だけど、無理をしてでもそんな月を見てみたいと思う。悪名の噂が立たなければいい […]
【今朝の短歌】おりたちて今朝の寒さを驚きぬ露しとしとと柿の落葉深く (伊藤佐千夫)
このところの朝晩の冷え込みに、会話の端々に「今年の秋は短い」といった声が聞かれるようになりました。かと思えば、日中になると上着を脱ぐぐらい暑かったりもして。一日の気温差が激しいので着る服に迷いますね。 &n […]
【今日の短歌】きのことは柔らかい釘、森にいる誰かを森に留めおくための (千種創一)
過去に撮影したきのこ達。 きのこって色もフォルムもめちゃくちゃバリエーションがあって、見ているだけで飽きないです。見つけると嬉しくなってテンションが上がります。太古の昔から食べられているものだから、脳が反応 […]