嵐の活動休止のニュース。
何年か前の「嵐にしやがれ」で、ウッチャンがゲストのときにやった「嵐からの卒業」というコントを思い出しました。脚本・演出はウッチャンで、大野くんが突然引退したいと言い出して、メンバーが「えーーーーーっ!!!」って驚く中、「釣り人になりたいんだ!!」ってやつです。
コントとは違ってあくまでも活動休止だけど、まるで今回のことを予見していたような内容で同じことを思った人もたくさんいたようです。他にも、紅白やLIFEなどウッチャンとの関わりも深いだけに思い入れもあるからなぁ。
それだけに寂しい気持ちはあるけど、本人たちが何度も話合って決めたことだしね。彼らが揃っている貴重な2年間のパフォーマンスやバラエティを、応援しながら楽しみたいと思います。
***
前の職場の後輩ちゃんが、よく嵐のコンサートに行っていたんですよ。「どうだった?」と訊くと、「すっごく良かったですぅ」って嬉しそうにしていて。当時はまだデビューしてそんなに経っていない頃で、「嵐って、あ~、あのスケスケ衣装の・・・」というぐらいの認識でした。
それがあれよ、あれよという間に売れちゃって、いまや日本を代表する国民的グループですもんね。
後輩ちゃん、元気でいるかな。
***
・・・そうそう。ファンの方はよくご存じかと思いますが、 アルバム 「Japonism」に収録されている曲の中に、大野くんのソロ曲「暁」という曲があります。その歌詞の中に短歌が入っているんです。こういう“和”の要素が入った情緒的な曲が大好物だったりします。
57調の歌詞というのはあっても、短歌そのものが歌詞に組み込まれている曲は珍しいんじゃないのかな。
心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな 三条院
(訳: 長く生きたいとは思わないが、心ならずも生きながらえぱ今宵の月を恋しく思うことだろう)
天皇に即位した三条院でしたが、目を患っており失明寸前でした。それを名目に、時の権力者・藤原道長から執拗に退位を迫られ、そのプレッシャーに耐えかねた三条天皇はついにその座を退く決断を下します。この歌は、その時に詠まれたものです。
一方、藤原道長の方はというと
この世をば我(わ)が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば
(訳: この世は自分(道長)のためにあるようなものだ 望月(満月)のように何も足りないものはない)
※参照☆
なのですから、同じ月でもずいぶんと見え方が違いますね。
【短歌】
ニュースに驚いています……。
写真はかつて、雑誌「婦人公論 2012.3.7号」(中央公論新社)にてわたしが詠んだ嵐短歌です。
それぞれの短歌内の句の頭文字が、メンバーの名前(フルネームではないですが)となっております。 pic.twitter.com/FTtAEi1vKl— 加藤千恵 (@katochie1110) 2019年1月27日
TwitterのTLで見つけた加藤千恵さんの嵐短歌が、それぞれの人柄が滲み出ているようで素敵だったのでシェアします。