大根も鏑(蕪)も、根はもちろん葉っぱも栄養価が高くて、とても美味しいですよね。ウチでは大根を育てているので、大根葉を刻んで炒め物や菜飯にしてよくいただきます。一方で、鏑は購入することが多いのですが、その際は […]
「2025年1月」の記事一覧
【今日の短歌】ほどほどの切れ味がいいセラミックナイフのような新語を使う (俵万智)
新語というのは、どうしてもその時々のノリや空気感に寄り添う砕けたものが多く、言葉に対して敏感で深くこだわる人ほど、一歩距離を置きたくなる印象があります。特に、言葉を「生業」としているのなら尚更 […]
【今日の短歌】食べずともずるずる生きてゆきさうなこの身南天いつまで紅い (今野寿美)
南天の実が象徴するのは、生命力や鮮やかな色の持続です。今年の正月花は、鮮やかな赤い実がひときわ目を引く南天と千両を中心に飾り付けました。その赤い実たちは、年の初めにふさわしい明るさと生命力を感じさせます。 […]
【今日の短歌】はつ雪と同じ目線で落ちてゆくGoogleマップを拡大させれば (toron*)
今日は特に冷え込みが厳しく、こちらの地方でも雪がちらつきました。ほんの一瞬で止んでしまいましたが、私にとっては「はつ雪」です。 掲出歌について思いを巡らせると、「はつ雪」と「Googleマップ […]
【今日の短歌】南無釈迦じゃ娑婆じゃ地獄じゃ苦じゃ楽じゃどうじゃこうじゃというが愚かじゃ (一休宗純)
一休宗純といえば、形式や伝統にとらわれず、しばしば挑発的で自由な思索を重んじた僧侶として知られています。「南無釈迦じゃ」「娑婆じゃ地獄じゃ」と宗教や世間の概念を羅列しつつ、それらが人間の解釈や議論の枠組みを […]
【今日の短歌】人間がつまづく石をやすやすと越えてゆく蟻の長き一列 (阿部正路)
「えっ、この量を1人でやるの?」と圧倒される経験は、社会人になってから何度もありました。しかし、何とか手を動かし続けていくと、あれだけ膨大に思えた仕事も少しずつ減っていき、いつの間にか終わっている。そんな経 […]
【今日の短歌】長き夜の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな (作者不詳)
長き夜の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねの おとのよきかな 長い夜が過ぎ、深い眠りから皆が目を覚ます。波乗り船の音が心地よく響いてくるか […]