名鉄公式HPより

 

名鉄といえば、子供のころから名古屋に行くのにしょっちゅう利用していました。昔は名鉄といえば、「パノラマカー」など紅一色でおなじみだったんですけど、時代の移り変わりとともに徐々に変わってきました。青色の「ミュースカイ」が登場したときは、とうとうあの名鉄が青に手を出したか!!・・・なんてちょっぴり寂しくなったりしたもんです。

 

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学生時代は名古屋に通っていたのでそれこそ毎日のように乗っていたのですが、あのころ乗っていた名鉄車両といえば「パノラマsuper  1000系 」が主流でした。

 

名鉄公式HPより

 

特別車にも乗車したこともあるけど、ウリである展望は望めていません。走っているうちに一度ぐらいはパノラマを体感してみたいかも。

 

特別車は、通常料金に加えて「特別乗車券(360円)」がかかるんだけど、プチ贅沢してちょっとゴージャスな気分に浸りたいときに数回だけ乗ったかな。一般車両でも座席はなかなか快適だったけど、特別車の椅子は座り心地がやっぱり良くてそれなりのことはあるなと思いましたね。

 

一番多く利用していたのが「パノラマsuper  1000系」だったし、フォルムとか座席の感じも一番好きなので、「ミュースカイ」や他の車両より「パノラマsuper 1000系」への思い入れがどうしても強くなってしまいます。(^^;)

 

 

名物とされているミュージックホーンは当たり前に聞いていたし、珍しくも何ともないと思っていたけど、今思えばユニークでレアな車両なんですね名鉄の車両って。

 

「パノラマsuper」はまだどうにか現役のばすだけど、1000系はどうなんだろう。まだ走ってるのかな。たぶん今は走ってるのは1200系で、あったとしても激レアだよね。と思ったら、やっぱそうだった。時が経つとこうなっていくのよね。

 

そういうことをもっと噛みしめておけば良かったかもと思うけど、当時はそんなこと考えもしなかったし、運よく座れたときはここぞとばかりにグースカ寝ていたもんなぁ。それしか考えてなかったし。(笑)

 

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さて、今回の短歌は「東海のうたびと」という本に掲載されていた短歌です。「歌いつつ」というのはミュージックホーンですよね。「わがままな貴婦人」・・・この短歌に出会うまでそんなこと思ってもみなかったけど、言われてみればそんな気がしないでもないかも。(笑)

 

「ごめんあそばせ、そこをどいてちょうだい」と言わんばかりにミュージックホーンを高らかに響かせ、赤いパノラマカーは去っていった・・・。まるでわがままな貴婦人のように・・・。

 

最初そんな風に解釈したのですが、いや・・・待てよと。「わがままな貴婦人」みたいだと称されているのが「紅」に塗装された形様だとすれば、もっと軽やかに歌う貴婦人像が浮かび上がったりしてして。