このシチュエーションに至るまでの境遇は知る由もないけど、悔しい思いをしたり、何らかの理不尽な目に遭ったのでしょうね。自分も同じように涙を堪えきれなかったことがあったから痛いほど共感できます。勤務中ならなおさ […]
「今日の短歌」の記事一覧(7 / 42ページ目)
【今日の短歌】大銀杏ひと葉動かず秋雲の晴れたる下に黄なるしづけさ (金子薫園)
日差しに照らされた黄金色が、スカイブルーによく映えます。 昨日はなぜか風が強くて、街路樹の銀杏の葉がそこかしこで渦を巻いていました。木下龍也氏の「つむじ風、ここにあります」を思い出して、今、つ […]
【今日の短歌】秋くれて深き紅葉は山ひめのそめける色のかざりなりけり (藤原定家)
秋くれて深き紅葉は山ひめのそめける色のかざりなりけり 藤原定家 「山ひめ」というのは「竜田姫」のこと。紅葉が美しく色づくのは山の神である竜田姫が色を染めているから。 竜田姫たむくる神のあらばこそ秋の木の葉の […]
【今日の短歌】柿の皮剥きてしまへば茶を入れぬ夜の長きこそうれしかりけれ (島木赤彦)
朝起きればまだ辺りは暗くて、17時を過ぎればもう日が暮れだして、すっかり日が短くなってきました。 我が地元は「次郎柿」の名産地だけあって、誰だったか「柿は買うものじゃなく貰うもの」と冗談めいて […]
【今日の短歌】やどりせし人のかたみか藤袴わすられがたき香ににほいつつ (紀貫之)
やどりせし人のかたみか藤袴わすられがたき香ににほいつつ 紀貫之 我が家に泊まっていった人の形見かとも思う。藤袴の忘れがたい香りが漂っていれば。 秋の七草のひとつである藤袴。藤袴あるところにアサ […]
【今日の短歌】裏山の径をのぼりて木犀の香を嗅ぐころぞ秋はれわたる (斎藤茂吉)
秋風に乗って漂ってくる甘く芳醇な香り。今年もそんな金木犀の季節となりました。大好きな金木犀。秋といえばの金木犀。大抵は季節を感じるというとまず目からだけど、香りからというのは金木犀ならでは。銀木犀の香りも大 […]
【今日の短歌】秋日ざし明るき町のこころよし何れの路に曲りて行かむ (窪田空穂)
秋日ざし明るき町のこころよし何れの路に曲りて行かむ (窪田空穂) 気温差が激しいのは相変わらずですが、清々しい青空が広がって気持ちがいいです。今日はいつもとは少し違うことをしてみようか。そんな […]
【今日の短歌】秋風にたなびく雲のたえ間より漏れ出づる月の影のさやけさ (左京大夫顕輔)
中秋の名月ですね。 夕方に少し雲行きが怪しくなりかけたけど、少し時間が経てば煌々と輝いた満月が顔を覗かせてくれました。そして、わずかに雲が浮かぶ夜空にくっきりとした輪郭をしていた月がいつの間に […]
【今日の短歌】葛の花踏みしだかれて色あたらしこの山道を行きし人あり (釈迢空)
お試しで。今の時期ならではの葛の花サイダーを仕込んでみた。いい感じの色になってきている。上手く炭酸になっていますように。 pic.twitter.com/EvXgzVK9ac — 朝倉冴希 (@dassan […]