千葉聡さんの「短歌時評155回 歌人を続ける、歌人をやめる」の記事を読んだ感想です。
歌壇にいることが苦しいなら、そういう居心地の悪さからそっと立ち去れるのもアリなんじゃないかと思う。でもだからって、短歌を辞める必要は全くない。短歌はペンと紙、あるいはパソコンやスマホさえあればできる。
・・・というようなことを思ったのでした。
— 朝倉冴希@短歌 (@dassan34) May 10, 2020
今は誰でもネットで発信できる時代。与えられた場で躍進することが難しければ、自分のメディアを持って発信することで活躍の場を広げていく・・・。特にエンターテイメントでは、そういうやり方にシフトしている傾向が強いですよね。
芸人さんのYouTubeが急激に増えたのもそう。よほど名の知れた大物でなければ、自分が主体となって活動していかなければ淘汰されてしまう・・・。そういう時代であり、文化・芸能・芸術といった分野は、益々そうなっていくと思います。
そして、それは歌人にも言えることではないのかなと思うんです。
くすぐっている状況を嘆くよりも、こっちがダメでもこっちがあるじゃないと自分で活路を見出していくたくましさと柔軟性。これからの時代、それがより強く求められると思っています。
厳しくともそれがリアルな現実なら、そういう中で生き残っていく術を手に入れるしかないんじゃないかな。
コメントをありがとうございました。私も同じように考えます。自らの名を冠した新人賞をはじめた石井さんとか、SNSで作品を発表している方とか、新しい流れがこれからますます広まっていけば、と思います。ただ、私に相談してくれた歌人の方が、雑誌の新人賞や雑誌発表にこだわっていたので、私も同じフィールドでどうだったか、というおこたえをしました。本来、文芸は、さまざまに場をかえて発展していくものでしょう。ともに詠み続けましょう。
丁寧なコメントありがとうございます。なるほど、雑誌の新人賞や雑誌発表にこだわっていらしたのですね。そういう方も中にはいらっしゃるでしょうね。ともに詠み続けましょうとのお言葉をいただき、とても励みになりました。ありがとうございます。