数学が苦手な私は、微分積分などというものさっぱり理解できずにちんぷんかんぷん。概念として、必ずしも一定ではない数値の変化を極限まで正確に割り出そうとする数式だということをなんとなく把握している程度。

 

そんな浅い知識をもとに掲出歌を読み解こうとするなら、つまり「夜空の青」が時間とともにどのように変化しているのかを分析せよということになるのかなと。色を数値化することはできないけど、まぁそういうことだろうと思います。

 

・・・なんのために?

 

「もっとそばにいたいから」「同じ空を見ていたいから」etc・・・。隠されている主体の本音を、読み解こうとすればするほど胸キュンしちゃいます。

 

恋人同士ならそういう本音は口に出しやすいでしょうから、愛をストレートに語るにはまだ早い「友達以上恋人未満」の段階なのかもしれません。まるで少女漫画のヒロインを彷彿とさせるような、純真でちょっぴり素直になりきれない主体のキャラクターまでもが浮かんでくるよう。

 

何が胸キャンかって、やっぱりそこに「アオハル」を感じるからです。

 

 

暗い空がだんだんと色味を帯びて明るくなっていくのを見るのが好きで、時にはハッとするほど綺麗な朝焼けに感動したりもします。そんなときは、独り占めするのがもったいなくて分かち合いたい誰かを思い浮かべたりもして。そんなときにもふと思い浮かべるのがこの一首。

 

今日は、一年で最も夜が長い「冬至」

 

夜空の青を微分してみるのもいいかもしれません。