小・中学生の頃、私は周期性嘔吐症(自家中毒)を起こしやすく、定期的に体調を崩すことがありました。そういった場合は、病院へ行ってブドウ糖や点滴を打ってもらうのですが、とにかく水分や糖分を補給することが大事でし […]
「2024年」の記事一覧(4 / 6ページ目)
【今日の短歌】うどん屋の饂飩の文字が混沌の文字になるまでを酔う(高瀬一誌)
確かに、「饂飩」と「混沌」は漢字の形が似ていますね。普段は「うどん」とひらがなで書かれることが多いですが、漢字で書くとその形の面白さに気づきます。 「饂飩の文字が混沌の文字になるまで」と言うと […]
【今日の短歌】明日のことは明日にまかそう己よりおそろしきものこの世にはなし(山崎方代)
不安要素がいくらでも挙がってくる中で、ただただ今を生きていればそれでいいのか。「明日のことは明日にまかそう」は基本的に賛成なのですが、避けられない現実に対して通用しないこともあると感じます。そのため思い悩む […]
【今日の短歌】清流にひそやかに咲く梅花藻の喪のひとの顔しろくうつむく(桑原正紀)
叔母の墓参りを兼ねた花めぐりで訪れた普門寺は、紫陽花寺として知られていますが、そこで思いがけず梅花藻に遭遇しました。梅花藻は大垣や米原に行かないと見られないと思っていたので、こんなに身近なところで咲いている […]
ChatGPTを使って短歌制作を試みる
ChatGPTを使って短歌制作を試みる。表現の選択や語彙の当てはめについて、どちらがふさわしいか、あるいは他にどんな語彙が適切かといった点をChatGPTとやりとりしながら進めた結果、最終的にいくつかの短歌 […]
【コラム】学校健診での医師の行動について
最近、学校健診において二次性徴を確認するための陰毛所見を行った医師の行動が世間を騒がせています。この行動について、様々な意見が飛び交っていますが、私自身の経験から感じることを述べたいと思います。 私はターナ […]
【今日の短歌】美しき球の透視をゆめむべくあぢさゐの花あまた咲きたり(葛原妙子)
画像としては薄曇りが一番美しく、雨にしっとりと濡れるのが似合うのが紫陽花だと思っています。晴天に咲く紫陽花もまた良し。色のコントラストが映えて心奪われます。いよいよ紫陽花の季節が到来しましたね。   […]
【今日の短歌】血管の中に住みたいからだじゅう隅から隅まで知りたくなって(千原こはぎ)
名古屋で行われた「人体の不思議展」を見に行ったときの衝撃は忘れられません。本物の人体がプラストミックという特殊技術で標本となっていて、皮が剥がれた筋肉や内臓、浮き彫りになった神経や血管、輪切りにされた断面、 […]
【今日の短歌】人類はほとんど水でできておりやがては霧となる資料集(小野田光)
ほとんど水でできている人類。その人類にある水分が霧になったのなら、連想されるのはミイラです。古代エジプトでは、棺のミイラと供に「死者の書」というのが納められていました。古代エジプト宗教では、死者の魂は「死者 […]
【今日の短歌】香の高き薔薇の名はケアレス・ラブといふ二つくらゐは誰にもあらむ(米川千嘉子)
自分の中で三大憧れの薔薇というのがあって、一つ目はトマス・ハーディの「日陰者ジュード」という小説にちなんだ「ジュード・ジ・オブスキュア」、2つ目がローズメイカーという映画に登場する「イパネマの娘」、そして掲 […]