以前、このような記事「手塚マキさんの「スタンプを使う人ほどSNS疲れするワケ」を読んで」を書いたことがあります。歌舞伎町でホストクラブSmappa! Groupの会長をされている手塚マキさん著書「裏・読書」を、一部を再編集した スタンプを使う人ほどSNS疲れするワケという記事について書いたものです。

 

「スタンプを使う人ほどSNS疲れするワケ」にも書かれていましたが、手塚マキさんは言葉と向き合うきっかけになればと現役ホストの方たちを集めた歌会「ホスト百人一首」を開催されています。その模様がSNSで公開されているのですが、これが面白くてすごく勉強になったのでシェアします。

 

昨日はちょうどその歌会開催日だったみたいで、40首以上の短歌が出揃いどれも名作揃い。

 

 

 

 

講師の小佐野彈さん曰く「1400年の歴史の中で一度も詠まれていない歌語」というホストクラブならではの言葉が飛び交っています。「ならではの歌」というのは、やっぱり読み応えがありますね。何より実感がこめられているので、 読者として自然と寄り添うことができました。

 

ホストに行ったこともなければ、ホストの世界がどういうものなのかもわからないのですが、歌を通じてホストクラブならではの業界用語や駆け引き、情景を知ることもあって「へぇ」となって新鮮でした。そうか・・・女性客のことは「姫」と呼ぶのか・・・。そんなことすらも知らなかった私。(^^;)

 

僕たちホストは言葉をそのまま文字通りには受け止めません。お客様に「あんたなんて嫌い」と言われて、嫌われたから連絡しないっていうやつがいたらホスト失格です。あるいは、「じゃあなんで嫌いなの?」って問い返すホストもいないでしょう。

僕たちホストは、お客様の言葉を大切に、丁寧にあつかって「本当は何を感じているのか」を考えることが仕事だからです。

 

というだけあって、表現が豊かで感情や情景を言語化するのが上手だし、ホストの世界をよく知らない私でも情景が浮かびます。言葉の使い方にセンスがあって参考になる部分がいっぱいありました。一番思ったのは、どこまで語るのかというバランス感覚が絶妙なんですよね。職業柄、自然と身に着けていることなのでしょうけど、さすがだなと思います。

 

 

そうだ思い出した!!

 

昔、どうしても生ウッチャンが見たくて「マセキライブ」に行ったことがあって、その会場が新宿コマ劇場だったんですよ。で、その近くのホテルに泊まって、夜の歌舞伎町を歩いてとあるラーメン屋に行ったんですけど、スーツでバシッと決めたイケメンホストや煌びやかな建物を目の前にして「お~っ!!これが噂の歌舞伎町かぁ、ほぇ~」なんて田舎者まるだしでキョキョロしながら歩いて・・・。

 

その時に食べたネギラーメンをがめちゃくちゃ美味しくて感動したのを覚えています。