蕗って「やはいうち」がしっとりして美味しいんですよね。今のうちにと思って、畑の脇に自生している蕗を使って、蕗ご飯や蕗の煮物、蕗の葉味噌を作ったりしています。毎年恒例の春の味覚です。
蕗は灰汁が強いので、無防備に扱うとかなり手が汚れます。石鹸だとなかなか落ちず、何度も洗って綺麗にしたつもりでも、見ればまだ汚れが残っていたりして。汚れても酢で簡単に落とせるし、筋も茹でてから取ればいいんだけどね。そんな知識がなかったころは手を真っ黒にして、時間をかけてやっと綺麗になったことを思い出します。今にして思えば、歯垢染色液みたいなものでしたね。
目に見えない菌やウイルスも、あの灰汁の汚れと同じようにしつこくこびりついている可能性があるよなぁとかね。そんなことを考えてしまうのも、今のご時世ならではかもしれません。より丁寧な手洗いを心がけようと、改めて気を引き締めるキッカケにもなりました。
私も「わ~、あるっ!!」となったら、嬉しくってめっちゃテンション上がる人なので、山蕗に心が躍らせる気持ちはめちゃくちゃわかります。